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2013年9月16日 (月)

PTCA

最近ではPTAに地域(Community)を合わせてPTCAという言われることもあります。なぜこのような形態が今出てきたかというと、やはりPTAの弱体化が原因だと思います。

今はちょうど子どもたちの親がロストジェネレーションと言われる世代かそれより上辺りの世代になっています。
シャッター商店街やチェーン店の台頭、グローバリゼーションによる弱小な中小企業の淘汰によって自営業も減り、多くの人がサラリーマンで働いている時代となりました。

しかもバブル世代以降は年功序列制度も崩壊し、年金も65歳以上でやっともらえるかという世代です。もちろん子どもは塾に行くのが当たり前の時代ですし、学校以外の教育にもお金がかかります。これでは将来不安も大きく、生活を維持するだけでも大変な状況です。
さらにサラリーマンの場合は、会社をそんなに自由に休めるわけではありません。多くの人が有給休暇を毎年ある程度もらっているはずですが、少なくとも私もかかわっているソフトウェア業界では、実際に使いきることができる人をほとんど見たことがありません。
その上、最も働き盛りである私たちの世代は、会社での責任を負う立場でもあるはずですので、そんなに休めるはずがありません。

そして共働きが当たり前の世の中になり、三世代で生活している世帯も少ない状態では、昼間の子どもの世話をするのは、親以外の人しかいません。
明らかに30年前とは環境が異なっているのです。

PTA活動に参加するには、平日にどちらかの親が子どものために一ヶ月に半日か一日、仕事を完全に休まないといけません。

また先生達も週休二日になったものの、子どもたちにつきっきりでいられるかと言えばそうではありません。むしろ以前より事務的な仕事が増えたり、研修が増えています。

にもかかわらず先生に対する反応が次第に過敏になり、子どもたちの学級崩壊も年々低年齢化しています。

大正時代にはPTAというものはなく、【保証人会議】というものがあったそうです。
つまり親は子どもの【保証人】であり、子どもに問題があれば親が謝りに行くような時代でした。ただこれでは先生と保護者の立場は完全に先生の方が上であるという意味で、問題ではありますが、現在はこれが完全に逆転して、前述の状態のために平日に親は学校に子どもの環境を観に来る機会は少なくなって、先生が何をやっているかも知らない保護者も増えています。そして先生の状況を知らないために、先生方の心労が重なり、辞めてしまう人を何人も見ました。

この状況を打開するためにも、PTCAが必要になってきます。先生が忙しく、親がそんなに参加できるわけではないPTAで、カバーできない部分を地域の人たちに支えてもらうのです。

これからの時代は、このPTCAという形式が、子どもたちの環境をより良いものに変えてくれると感じます。

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